不妊治療にかかった費用|採卵から不妊治療クリニックを卒業するまで【41歳・私の場合】

不妊治療を始める前、いちばん知りたかったのは「結局、いくら用意すればいいんだろう」ということでした。

採卵や胚移植は保険適用になったと聞く。でも、薬や検査、先進医療まで含めたらどうなるのか。妊娠できたら、費用はいつ終わるのか。

私は、採卵から胚移植、妊娠判定までを保険診療で進めました。それでも、初診から不妊治療クリニックを卒業するまでに支払った金額は386,736円でした。

この記事では、領収書と治療費証明書をもとに、保険診療分と自費分を分けてまとめます。

※卵子凍結、NIPT、羊水検査、人工死産以降の費用は含めていません。この記事では、今回の採卵から不妊治療クリニック卒業までを扱います。

目次

先に結論|保険診療と自費を合わせて386,736円でした

不妊治療は、保険診療を使えばすべて3割負担になるわけではありません。

私の場合、保険診療で支払った分は195,136円。自費で支払った分は191,600円でした。

区分保険診療で支払った分自費で支払った分合計
治療を始める前の初診・検査・薬0円33,021円33,021円
採卵から妊娠判定まで194,516円70,000円264,516円
妊娠判定後からクリニック卒業まで620円88,579円89,199円
合計195,136円191,600円386,736円

保険診療と自費分は、私の場合ほぼ半分ずつでした。

採卵から妊娠判定までの保険診療は194,516円|採卵や胚移植にも費用はかかる

「保険適用なら、採卵も胚移植もそこまで高くないのかな」と思っていました。

でも実際には、通院、検査、採卵、培養・凍結、移植前の処置、胚移植、妊娠判定と、一つずつ費用がかかります。

保険診療で行った内容支払額
治療開始時の診察・検査・薬21,180円
採卵前の診察・検査8,030円
採卵33,150円
採卵後の診察2,720円
採卵後の培養・凍結を含む治療80,896円
移植前処置(スクラッチ)4,360円
SEET380円
胚移植39,230円
妊娠判定4,570円
合計194,516円

採卵だけ、移植だけの金額を見て予算を考えると、実際の総額とはかなり差が出ます。

自費で191,600円|先進医療と、妊娠後の薬・検査が大きかった

自費分で大きかったのは、先進医療と、妊娠判定後も続いた薬・検査でした。

自費になった内容支払額
初診時の検査・薬33,021円
先進医療70,000円
妊娠判定後の診察・薬・検査・書類代88,579円
合計191,600円

先進医療の70,000円は、採卵後の治療で40,000円、移植前処置で10,000円、SEETで20,000円でした。

保険診療を軸にしていても、先進医療を選ぶと自費分は増えます。

妊娠判定後も、卒業までに89,199円かかった

私は、妊娠判定が出たら不妊治療の費用はほぼ終わると思っていました。

実際には、クリニックを卒業するまでエストラーナの貼り薬とウトロゲスタンの膣剤を続けました。診察、検査、書類代もありました。

内容保険診療分自費分合計
診察・エストラーナ・ウトロゲスタン・検査0円37,269円37,269円
診察・薬・検査・書類代0円32,350円32,350円
診察・薬・検査・書類代620円18,960円19,580円
合計620円88,579円89,199円

妊娠判定までの費用だけで予算を考えると、私は足りませんでした。

クリニックの料金表と、私に実際にかかった費用の比較

私がクリニックでもらった料金表には、保険診療での体外受精モデルとして次の目安が載っていました。

クリニック料金表の目安私に実際にかかった費用
薬をなるべく使わない体外受精
採卵〜胚移植:約109,930円
私はこの治療モデルではありませんでした。
妊娠率を重視した体外受精
採卵〜胚移植・余剰胚4個:約227,560円
採卵〜妊娠判定:264,516円
保険診療:194,516円
先進医療:70,000円
料金表は、採卵から胚移植までの治療モデル私の総額は、初診・妊娠判定後の薬・検査・書類代まで含むため、386,736円

私の採卵から妊娠判定までの費用は、料金表の「妊娠率を重視した体外受精モデル」より36,956円高くなりました。

ただし、これは同じ治療内容を単純に比べた差額ではありません。料金表は治療モデルごとの目安で、私の個別見積もりではないからです。

採卵数、使う薬、検査、培養、凍結する胚の数、先進医療の有無によって、費用は変わります。

保険診療でも「料金表どおり」には終わらない

この記事を書こうと思ったのは、保険診療になったという言葉だけで、「これなら何とかなるかもしれない」と思っていた過去の自分がいるからです。

保険診療は本当に大きな支えでした。

でも、保険診療で進めても自費の初診・検査・薬はあり、先進医療を選べばその分も必要になります。妊娠できた後も、クリニックを卒業するまで薬や検査が続くことがあります。

だから不妊治療を始める時は、採卵と胚移植の金額だけではなく、先進医療と、妊娠判定後からクリニック卒業までの費用も見込んでおくほうが安心だと思います。

私の場合、この386,736円はただの出費ではありませんでした。

採卵して、受精卵を残して、次の可能性を残すために使ったお金です。今の私がもう一度進もうと思えるのは、あの時の自分が未来の自分のために選択肢を残してくれたからです。

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この記事を書いた人

不妊治療、妊娠と喪失、子どもを迎えるための準備、仕事、資格、旅。
選んで、つくって、生きていく途中の記録を、YACO LAB.に残しています。

※このブログでは、当時のメモや写真を見返しながら、過去の出来事も時系列に沿って記録しています。
記事の公開日と、書いている出来事の日付が異なる場合があります。

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